労災保険とは簡単にいうと業務上や通勤途中で事故にあったりして怪我をしたり障害がのこったり死亡したときに給付しますよ、というすべての労働者が雇用形態に関係なく加入している保険です。
「そんなの入った覚えがない」という方もいるかもしれませんが、この保険料は全額事業所負担なので雇用された時から勝手に入っている、ということになります。
どんなに気を付けていても、ある日突然怪我をしたり事故に巻き込まれたりするものです。わたしの以前働いていたお店でも、掃除中にあるパートの女性が指を怪我しました。なんと掃除をしていたらお客様が置いて行ったと思われるカッターの刃らしきものが刺さったのです。まさかこんなところに刃物があるなんて思わないです。会社に怪我をしたことを報告すると労災保険がおりるとのことでした。
ここで注意したいのが病院に行った時の支払です。普段のように健康保険証を使ってはあとあと面倒くさいことになるのでやめておいたほうがいいです。きちんと窓口で「労災保険を使う」旨を伝えておきます。労災指定病院以外で治療を受けた場合、一旦治療費は全額負担しなくてはいけませんが、後日きちんと返金されます。しかし一時的とはいえ全額負担はつらいものだと思うので、できたら労災指定病院で診てもらうほうがいいです。