建築工事で神主を呼んで地鎮祭をするかしないか

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kouji26街なかの建築工事の前によく見かけるのが地鎮祭で、神主を呼んで祝詞を上げてお祓いをしてもらうことで、土地の神の許しを得るという昔からの儀式です。
大きな工事のときは、地鎮祭では鍬入れの儀式も行われますが、三角錐に盛った不思議な砂に鍬を入れることにより、工事の開始を意味するといいます。

地鎮祭を行ったとたん、悪天候も晴れるなんていう話もあり、なにやら日本の建設現場は神様やオカルトにも通じるものがあります。
この時代になっても信心深いのは、建設現場では事故の発生が付きものであり、時には死亡事故まで起こってしまうからです。神様に頼って事故がなくなるに越したことはないというわけでしょう。
しかし時代の流れは神に対する信仰も失わせてしまっているのか、近年は地鎮祭を行わない建築工事の現場も出てきています。地鎮祭とは絶対的なものでは無くなっているのです。
建設工事の施主が、神主を呼んでの地鎮祭は不要だと判断するからですが、金銭的や気分の問題で、あるいは宗教的、民族的な関係があるのかもしれないですが、地鎮祭無しという選択が取られることがあります。
ただし地鎮祭をしなくても、工事が完了したあとにお祓いを受けるという方法で、安上がりに神様の恩恵を受けられるとのことです。
こんな時代ですが、地鎮祭とお祓いはあったほうが安心してしまうのは、日本人だからでしょう。