土地の相続で困ったこと

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父が亡くなって相続となったとき、父がどんな資産を持っているかわかりませんでした。よく聞くのは遺言書があって、誰に何を譲るか指定してあってみたいな話ですが、そんなドラマみたいなことはありませんでした。また、最近は終活などといって、遺言書とまではしなくとも自分が死ぬ前にどんな資産があるのか、誰に連絡してほしいのか、などをノートにまとめておくことも流行っているそうです。しかしそれもありませんでした。

銀行口座ぐらいは母が把握していましたが、いろんな話を聞いているうちに、どうも田舎に土地をもっているらしいということになりました。しかし数十年前に取得したもので、かなり山の上のほうで資産価値はほとんどないために放置していたものだそうです。

これが結構いろいろ面倒だったのですが、最近このようなケースの相続問題が多いようです。バブル時代に土地を購入したり、別荘を購入したりしたものの、バブル崩壊とともに価値もなくなり、売れないまま放置された土地や別荘が田舎にはたくさんあるそうです。本人が亡くなってしまうと、子どもたちはその存在を誰もしらないまま、ずっと放置されていて、自治体も誰に連絡をとればいいのかわからないそうです。