賃貸経営のポイントは、やはり家賃設定です。毎月の収入を多くしようと思ったらなるべく高い家賃にすれば手っ取り早いです。ですが、それで本当に毎月の収入がアップするのかといえば、なかなかそう上手くはいきません。なぜなら、高い家賃にしてしまうと収入の要となる肝心の入居者が少なくなってしまうからです。つまり、家賃を相場より高くすることは、収益性を不安定にしてしまいます。もちろん家賃に見合うだけの物件ならば多少家賃が高くても人は集まるのでしょうが、それだけの物件にしていくためには専門の知識と工夫を要します。
そこで、とりあえず周辺の賃貸物件でどのくらいが相場の家賃なのかを割り出し、それとほぼ同額あるいは少し安くすると人が集まりやすいです。今は賃貸物件の入居者がネットで簡単に家賃を比較できる時代になりました。その結果、安い賃貸物件はすぐに割り出されますし、その結果として家賃の安いところが優先的に選択されます。
家賃設定を安くしておけばとりあえず賃貸物件を満室状態かそれに近い状態までもっていくことができますので、そうすれば賃貸経営は比較的軌道に乗りやすいです。地域ナンバー1の格安物件にする必要はありませんが、相場より安く設定することは大きな意味があります。