塩と、後は旨味付けのために昆布・ピリリとした味わいが欲しいなら唐辛子などを合わせて漬けるだけ、白菜漬は簡単に出来て美味しい日本の味です。その方が安いからと買ってきた一株の白菜を長く保存するための先人の知恵でもありますが、長く置きすぎるとさすがに酸っぱくなってそのままご飯のお供として頂くには向かない味わいとなってしまうのです。
そこでいくつかのアレンジ方法を知っておくと便利です。また違った味わいで新たな気持ちで楽しめます。例えば白菜漬の炒め物、刻んで水けを絞ってごま油でいためるだけです。ツナと共に甘辛く煮込んで卵でとじれば主役を張ることだってできるでしょう。お鍋の具材としても活躍を見せる白菜ですが、そこで敢えて白菜漬を入れるようにすればより旨味たっぷりでお野菜をしっかり摂れておすすめです。岐阜県の飛騨地方ではバターでいためて卵でとじた漬物ステーキなる郷土料理だってあります。
昔から身近にある白菜漬、そのまま頂いても美味しいけれどもたまには違った食べ方もしたいと思っても当然です。発酵が進んで酸っぱくなったものだって無駄にしたくない、先人の知恵がそこには息づいているのです。どれも身近な材料をプラスするだけで出来る手軽なお料理、試してみてはいかがでしょう。